【広島市で相続放棄】手続きの流れと専門家に頼むべき理由とは?

【広島市で相続放棄】手続きの流れと専門家に頼むべき理由とは?

2025.06.24

【広島市で相続放棄】手続きの流れと専門家に頼むべき理由とは?

相続放棄って何?借金も引き継ぐの?

「相続」と聞くと、多くの人は財産をもらえるものと考えがちですが、実はそうとは限りません。相続には、現金や不動産などのプラスの財産だけでなく、借金や未払い金などマイナスの財産も含まれます。

たとえば、親が多額の借金を抱えていた場合、知らずに相続すると、その借金を背負うことになります。そんなときに選択できるのが「相続放棄」という制度です。これは、最初から相続人ではなかったことにする手続きです。

相続放棄の手続きの流れ(広島市の場合)

相続放棄は全国共通の手続きですが、ここでは広島市在住の方を想定して説明します。

① 死亡を知ってから3か月以内に決断

相続放棄には期限があります。被相続人(亡くなった方)の死亡を知った日から3か月以内に手続きを行う必要があります。この「熟慮期間」を過ぎると、原則として相続を承認したとみなされます。

② 家庭裁判所に申立てを行う

申し立て先は、被相続人(亡くなった方)の最後の住所地を管轄する家庭裁判所です。必要な書類は以下のとおりです。

  • 相続放棄申述書
  • 被相続人の戸籍謄本(除籍謄本)
  • 申述人(あなた自身)の戸籍謄本
  • 住民票、収入印紙や予納切手など

書類が整ったら、家庭裁判所に提出します。郵送でも受け付けてもらえますが、ご郵送される場合には事前に家庭裁判所に確認することが望ましいです。

③ 裁判所から通知が届く

問題がなければ、家庭裁判所から「相続放棄申述受理通知書」が届きます。これにより、正式に相続放棄が認められます。

専門家に相談すべき3つの理由

相続放棄は、自分だけで行うことも可能ですが、専門家に依頼することで安心感が大きく違います。以下の3つの理由から、相談をおすすめします。

理由1:書類の不備に注意

相続放棄の書類は細かいルールが多く、不備があると何度も追加で必要書類を提出することになる可能性があります。原則は3か月以内ですので、専門家に任せることで、確実に手続きを進められます。

理由2:他の相続人とのトラブルを防げる

自分が相続放棄をすると、次の相続人に権利が移ります。それを知らずに進めると、兄弟や親族間でトラブルになるケースもあります。そういった親族間に起こりうる問題を踏まえたアドバイスをすることが可能です。

理由3:他の選択肢も検討できる

相続放棄以外にも、「限定承認」という方法があります。これは、プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を返済するという制度です。

まとめ:迷ったら、まずは相談を

相続放棄は、期限も厳しく手続きも複雑な制度です。とくに借金が絡む場合には、早めの判断と正確な手続きが重要になります。

「親が借金を残していた」「自分でできるか不安」と感じたら、迷わず広島市内の相続に強い専門家へ相談してみてください。家族や自分自身を守るためにも、正しい判断が大切です。

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