【高齢の親がいる方へ】今から始める生前相続準備のポイント

【高齢の親がいる方へ】今から始める生前相続準備のポイント

2025.07.02

【高齢の親がいる方へ】今から始める生前相続準備のポイント

「うちはまだ先の話」…そう思っていませんか?

高齢の親がいるご家庭では、“相続”はいつか必ずやってくる問題です。
でも、「まだ元気だし…」と後回しにしがち。
いざその時が来たときに、何も準備していなかったことが原因で家族が揉める――そんなケースは決して珍しくありません。
この記事では、今からできる生前相続の準備について、誰にでもわかりやすくお伝えします。

なぜ「生前の準備」が必要なの?

相続でよくあるトラブルの原因は、次のようなものです。

  • 遺産の分け方が不明確で兄弟が対立
  • 不動産の名義変更を放置して手続きが進まない
  • 借金や税金があることを知らなかった
  • 遺言書がない、または無効だった

これらの多くは、生前にちょっとした準備をしておくだけで防げます。

生前相続の準備ポイント5選【2024年対応版】

1. 財産の“棚卸し”をする

まずは、親がどんな財産を持っているかを見える化することから始めましょう。

  • 預金口座(銀行名、口座番号)
  • 不動産(所在地、登記状況)
  • 株式や投資信託
  • 借入金や保証人の有無
  • 貴重品や保険証券の保管場所

これをまとめておくことで、相続人が迷わず手続きできるようになります。

2. 遺言書の作成を検討する(法務局保管制度あり)

遺言書は、「誰に、何を、どのように分けるか」を明確に伝える大切な手段です。
2020年からは「自筆証書遺言」の法務局保管制度もスタート。
これにより、検認不要・紛失防止・改ざんリスクの低減などのメリットが得られます。

  • 保管申請手数料:1通あたり3,900円
  • 本人が法務局に出向く必要あり

3. 不動産の名義を確認しておく(相続登記は義務に)

2024年4月1日から、相続登記が義務化されました。
不動産を相続した場合、3年以内に名義変更(登記)をしないと、10万円以下の過料が科される可能性があります。
名義確認をし、もし親名義のままなら、早めに相続や贈与の検討をしましょう。

4. 贈与も検討する(持ち戻し期間が7年に)

生前贈与をうまく活用すると、相続税の節税につながることがあります。
ただし、2024年から相続税の課税対象となる「持ち戻し期間」が3年から7年に延長されました。
そのため、「110万円の非課税枠を使って長期間贈与する」ような計画的な準備が重要です。

5. 信頼できる相談先を見つける

相続や財産の話は、家族内だけで進めるのは難しいもの。
司法書士、税理士、行政書士など分野に応じた専門家に相談することが、円満相続への第一歩です。

広島で生前相続の準備をするなら

「相談できる人がいない」「何から始めたらいいかわからない」
そんなときは、広島相続遺言まちかど相談室にご相談ください。

  • 相続登記や遺言書作成のサポート
  • 財産リスト作成のアドバイス
  • 生前贈与や相続税対策の相談
  • 他士業(税理士・弁護士など)との連携支援

地域密着で親身に対応いたします。

まとめ|“元気なうち”が最大のチャンス

親が元気なうちだからこそ、冷静に・前向きに相続の話ができるのです。

  • 家族で話し合うきっかけを作る
  • 必要な情報を整理する
  • 専門家と一緒に準備する

これらを少しずつでも始めておけば、将来の不安がぐっと軽くなります。
広島での相続・遺言の準備は、「広島相続遺言まちかど相談室」へご相談ください。

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