親が亡くなったときにまずやるべき相続手続きチェックリスト

親が亡くなったときにまずやるべき相続手続きチェックリスト

2025.06.25

親が亡くなったときにまずやるべき相続手続きチェックリスト

はじめに|突然の相続、何から始めるべき?

親が亡くなったとき、悲しみに暮れる間もなく、やらなければならない手続きが次々とやってきます。

特に相続に関する手続きは、期限が決まっていたり、漏れるとトラブルにつながることもあります。

この記事では、初めての相続をスムーズに進められるよう、「何を・いつまでに・どうやって」やればいいかを、わかりやすくチェックリスト形式でまとめました。

【チェックリスト】親が亡くなったときにやるべき相続手続き一覧

■ Step1:死亡直後〜7日以内に行う手続き

  • □ 死亡診断書の取得(病院で発行)
  • □ 死亡届の提出(7日以内/市役所・区役所)
  • □ 火葬許可申請と火葬の手配
  • □ 葬儀・通夜の準備と実施
  • □ 死亡後の健康保険証の返却(国保・社保によって異なる)

■ Step2:葬儀後〜2週間以内にやること

  • □ 年金受給の停止手続き(日本年金機構など)
  • □ 勤務先への連絡と死亡退職手続き(厚生年金・最終給与など)
  • □ 住民票の除票手続き(市区町村役所)
  • □ 公共料金や契約サービスの名義変更・解約(電気、ガス、水道、携帯など)

■ Step3:相続に関する情報収集(〜1か月以内)

  • □ 遺言書の有無を確認(自宅・公正証書遺言の検索)
  • □ 戸籍の取得・内容確認(相続人の確定)
  • □ 財産のリストアップ(預金・不動産・車・借金など)

■ Step4:相続放棄・限定承認の判断(3か月以内)

  • □ 財産と負債の全体像を把握する
  • □ 相続放棄や限定承認を検討(家庭裁判所への申述が必要)

■ Step5:相続税の申告と納付(10か月以内)

  • □ 相続税の課税対象か確認
  • □ 税理士など専門家に相談(必要に応じて)
  • □ 相続税の申告書を税務署に提出
  • □ 税金の納付(延滞があると加算税あり)

■ Step6:財産の名義変更(できるだけ早めに)

  • □ 預貯金の相続手続き(銀行口座の凍結解除)
  • □ 不動産の相続登記(法務局)
  • □ 自動車の名義変更
  • □ 有価証券・保険などの手続き

専門家に相談するタイミングは?

手続きの中には、期限が短く判断の難しいものもあります。特に以下のような場合は、早めに専門家へ相談しましょう。

  • 借金や保証人などマイナスの財産があるかもしれない
  • 遺言書の内容が不明確・家族間で意見が割れている
  • 不動産が複数あって分割方法に迷う
  • 相続税が発生しそう(基礎控除を超える場合)

行政書士・司法書士・税理士など、それぞれの専門家がいるので、状況に応じて適切に選ぶことが大切です。

まとめ|焦らず、でも早めに動こう

相続手続きは、気持ちの整理がつく前に進めなければならないことも多く、戸惑う場面も多いかもしれません。

けれども、正しい順番で一つずつ整理していけば、必ず前に進めます。

今回のチェックリストを参考に、「何から始めればいいか分からない」という不安を少しでも軽くしていただけたら幸いです。

不安なことがあれば、一人で抱え込まず、広島市内の相続に詳しい専門家に相談してみてください。

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