相続お役立ち情報

死後事務委任契約について

2023.04.03

ご自身が亡くなった後の為に、葬儀に関することや諸々の手続きのことまで考えていくことは、残された遺族の負担を減らすことにつながります。死後の不安を少しでも解消するために、死後事務委任契約について確認いていきましょう。

死後事務委任契約とは

人が亡くなったら様々な事務が必要になります、その事務を誰かに生前依頼する契約をすることを死後事務委任契約といいます。人が亡くなると、下記の様な事務を行う必要が有ります。

  • 通夜や葬儀
  • 納骨・埋葬
  • 電気やガス等の停止
  • 入院していた病院や介護施設の 費用の支払い
  • 自宅や介護施設の片付け

通常死後の事務は親族が行うのがほとんどですし、法律もそれを前提に作られているのです。親族以外の方に、自分の死後の事務を依頼するためにはこの死後事務委任契約を結んでおかなければ、死後の事務をスムースに行う事はできないのです。

死後事務委任契約のメリット

死後事務委任契約は、ご自身の意向に合わせた様々な内容の委任が可能になっています。例えば、遺言の執行を誰にするか、医療費、入院費等の支払い、役所への届け出に関する事項についてなど、ご自身の希望を示すことが可能になります。広島相続遺言まちかど相談室では、この死後の手続きの取り決めも含め、法律の専門家と相談を重ねながら、もしもの時に備えていくことをお勧めしています。

死後事務委任契約と任意後見契約

近年、任意後見契約と死後事務委任契約を一緒に契約するケースも多く見られるようになりました。生前対策の一環として任意後見を結んでおく一方で、死後事務委任契約によって亡くなってからの事務手続きについても取り決めておくことで、任意後見人が生前から死後について全面的にサポートする形が実現されます。 特に司法書士や行政書士といった法律専門家に委任することいよって、一貫したサポートを安心して受けることになります。

広島相続遺言まちかど相談室では、任意後見や死後事務委任契約のサポートも行っており、初回の相談は無料でご利用いただけます。是非一度、広島相続遺言まちかど相談室にお問合せ下さい。