相続お役立ち情報

相続税の計算

2023.03.31

相続税の計算は法律で決められてますので、それを基準として計算を行います。
このページでは、基礎的な相続税の計算方法をご紹介しますので参考にしてください。

相続税の計算方法

1:遺産総額の算出

預金や不動産といったプラスの財産から借入金といったマイナスの財産を引いた額が相続税の課税価格です。死亡保険金等はみなし相続財産として計算に加えますが、非課税枠の金額を超えた分のみ計算に加えて計算します。

遺産総額
プラスの財産+みなし相続財産 -マイナスの財産

※相続が発生する直前の3年以内に相続人や受遺者等に対する生前贈与があった場合にも持ち戻して計算します。

2:相続税の基礎控除額の算出

基礎控除額
基礎控除 3,000万円 +(法定相続人数×600万円)

3:課税対象となる遺産総額を算出

課税対象となる総額
遺産総額 - 基礎控除額

4:相続税の総額

一旦、法定相続人が法定相続分で遺産を分割するものとみなして計算を行います。

法定相続人毎の相続税額
(課税対象となる遺産総額× 法定相続人毎の分割割合)× 税率相続財産-控除額

※上記の計算を、相続人毎に行います。すべての法定相続人の相続税額を合計したものが相続税の総額です。

5:各人の相続税額の算出

相続税の総額を実際の遺産分割割合に応じて、各人の相続税額を算出します。

各人の相続税額
相続税の総額 × 実際の遺産分割の割合

※各人の相続税額を算出できれば、その後は各人の状況に応じて相続税の控除が適用できる場合や、加算される場合もあります。

相続税の計算が難しい場合は税理士へ

ここまで、相続税の税額計算方法を紹介しました。
相続税の税額計算は、多くの手順を踏む必要があります。また、税額計算そのものより遺産の価格を求めるほうが難しい場合もあります。広島にお住まいの皆さんへのアドバイスとして、相続税の税額計算が難しいと思った際には、相続税申告の実績が豊富な税理士への依頼をおすすめします。
素人判断で税額を計算して申告すると、相続税を払い過ぎるか、のちに税務調査を受けて相続税を追加で支払うことになりかねません。税理士報酬の目安は遺産総額の0.5%~1.0%とされていますが、相続税の過不足が生じることを思えば必要経費と言えるかもしれません。

具体的な計算については税理士の専門分野となります。
広島相続遺言まちかど相談室では、相続税申告の実績のある税理士と連携をして、税務に関しては税理士が担当しております。相続税申告のある方の相続でも安心してご相談ください。