相続お役立ち情報

戸籍とは

戸籍の収集について

実際に相続手続きを開始するにあたり、最初に着手する手続きは相続人の調査になります。相続人の調査において被相続人の出生~死亡までの一連の戸籍謄本を取集することになります。相続手続きの最初ステップとして漏れのないよう正確に行う必要があります。

しかしながら、戸籍に記載された情報を読み取り、過去の戸籍を市役所等に請求することになりますので最初の躓きやすいポイントとも言えるでしょう。それでも相続の種類によっては期限が設けられているものもあるため、着々と収集する必要があります。ここで戸籍の基本的な知識を整理しておきましょう。

戸籍の基礎知識

戸籍は、親族的な身分が記載された台帳のことを指します。その中で戸籍謄本とは、戸籍の全部の事項について写しのあるものを言います。
一方で、一人のみの写しのことを戸籍抄本と言います。現在では戸籍謄本の正式名称は「戸籍全部事項証明書」といい、戸籍抄本は「戸籍個人事項証明書」と呼ばれます。

さらに戸籍は3種類に分けられます。現在取り扱いを行っている最近の戸籍のことを現在戸籍と言います。死亡や転籍、婚姻や離婚等の理由で在籍しているものがいない状態の戸籍のことを除籍謄本。法改正などによって戸籍が改正される従前の戸籍のことを改正原戸籍と言います。

  • 現在戸籍   最新の戸籍で現在取り扱われている戸籍
  • 除籍謄本   在籍している者のいない戸籍
  • 改正原戸籍  改正前の従前の戸籍

戸籍の収集が大変なのは、集めなければならない戸籍の数が多いだけではありません。戸籍は本籍地がある役所でしか取れません(広島が本籍地の方は広島市役所でしか取得できない)ので、平日の昼間に直接窓口まで取りに行くか、本籍地が遠方の場合、郵送で戸籍を請求しなければなりません。
郵送で戸籍を請求する場合、郵送請求の方法を調べたり、手数料の支払いに使用する定額小為替の購入にも時間が割かれてしまいます。

戸籍の見方・読み方についても注意が必要です。最近の戸籍は横書きで項目ごとに見出しも加えられて読みやすくなりましたが、昔の戸籍は手書きで書かれているため、戸籍を読み慣れていない方にとっては、戸籍の「解読作業」も一苦労です。
そのような困難を乗り越え、なんとか戸籍を集めてみたものの、不備や抜けがあるため、手続きが進まずお困りの方が少なくないのが現実です。

何かお困りごとございましたら、お気軽に広島相続遺言まちかど相談室にお問合せ下さい。広島相続遺言まちかど相談室では初回のご相談は無料でご利用いただけますので是非ご活用くださいませ。